アトピーマニュアル4
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前回、ステロイドを使わずにアトピーを治すためのポイントをあげました。 1.患部の免疫力を上げる 2.炎症を抑える 3.細菌感染を防ぐ 4.皮膚のバリア機能の修復
まず1〜3の3つの条件ですが、ある日皮膚科の医学書コーナーで見つけた本の中に、ステロイドに頼らずこの3つを満たせる方法を見つけました。それは、 「医者向けのアロマセラピーの本」 でした。私は、アロマセラピーというと、オイルのにおいをかいだりお風呂にオイルを入れてリラックスしたりする程度の知識しかなかったので、この本を読んでたいへん驚きました。 実は西洋医学は化学合成薬が発明される前までは、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)を薬として使っていた歴史があったのです。 そこで、上の1〜3の効果がある精油を探しました。
まず、1の免疫力強化と3の細菌感染に関してですが、ティートゥリーという精油が兼ね備えていることを知りました。 ティートゥリーの殺菌能力に関しては、抗生物質と同じくらい強いにもかかわらず、皮膚に刺激がなく、抗生物質のようにだんだん効かなくなるということもないということでした。 また、2の炎症を抑える作用にに関しては、ジャーマンカモミールという精油に含まれるカマズレンという物質に強い抗炎症作用があると書いてありました。 また、ヨーロッパアカマツやブラックスプルースなどの松の木の精油にも、強い抗炎症力があることが書いてありました。
私は、早速ティートゥリーとジャーマンカモミール、ヨーロッパアカマツの精油を購入して、アロマセラピーで使うホホバオイルに混ぜて塗ってみました。 すると、すでにストロングのステロイドでも炎症が治まりにくくなっていたくらいひどかったアトピーのかゆみと炎症が、2週間でだいぶ治まってきたんです。 しかし、炎症とジュクジュクは治まってきても、皮膚がガサガサして皮がボロボロむけるのは、なかなか治まりませんでした。
そこで、4つ目のポイントである 4.皮膚のバリア機能の修復 を満たすために、保湿成分や皮膚を柔らかくする成分、肌に不足しているセラミドなどで特製の保湿剤を作り、それに精油を混ぜて、塗ってみました。 するとどうでしょう!痒みと炎症、ジュクジュクだけではなく、皮がボロボロむけるのも徐々に治まってきて、ステロイドを塗るのを徐々に減らしていっても今までのように強いリバウンドが起きにくくなってきたんです。 おまけに象みたいに硬く赤黒い箇所が、徐々にやわらかくなり、色が薄くなってきたんです。 これには、正直自分でもびっくりしました。そこで、アトピーの友人にも試してもらいました。 すると2週間後に電話がかかってきて「お前、これすごく効くけど、もしかしたらステロイド入れてない?」聞かれたんです。 もちろん、ステロイドなんて入れませんでした。 これが私がステロイドをやめて皮膚炎を克服した方法なんです。 この保湿剤、試してみたいと思いますでしょうか?
それでは、私が作っていた特製保湿剤の作り方を、ご紹介させていただければと思います。
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